産後のナイトブラ選びで重要なのは「締め付けない」こと|体を回復させるための基礎知識

ナイトブラの不安解消ガイド

ふと鏡を見た時、「あれ、私のお腹まだ凹んでない…?」とか「バストの位置、下がってない?」なんて落ち込むこと、ありませんか?

わかります、その気持ち。

SNSを開けば、産後すぐなのにスリムなママたちが溢れていて、「私も早く体型戻さなきゃ!」って焦っちゃいますよね。

ついつい、キツめのガードルや補正下着で「ギュッ!」と締め上げたくなっちゃうその心理、すごくよくわかります。

でも、ここで声を大にして言わせてください。

「ちょっと待った!! 今締め付けるのは、逆効果かもしれないよ!」

実は、産後の体にとって一番大切なのは、無理に形を作ることではなく、まずは「回復させること」なんです。

ここで無理をすると、体調を崩したり、逆にバストの形が悪くなったりするリスクだってある。

だからこそ、今のあなたに必要なのは「締め付けない」ナイトブラ選び。

この記事では、なぜ今「緩めること」が大事なのか、そして体を労わりながら綺麗を目指すための「正しいナイトブラの選び方」を、包み隠さず本音でお話しします。

焦らなくて大丈夫。
まずは体を休めることから、一緒に始めていきましょう!

なぜ産後に「締め付けない」ことが最重要なのか?体を守るための基礎知識

産後ってすぐに「体型戻さなきゃ!」って焦っちゃう気持ち、痛いほどわかります。

SNSとかでキラキラした産後ママを見ると、「私だけ取り残されてる?」なんて不安になることもありますよね。

でも、ちょっと待って!
ここで焦ってギチギチに締め付けるのは、正直言っておすすめできません。

なぜなら、今のあなたの体にとって「締め付けない」ことは、ただ楽をするためじゃなくて、回復のための最重要ミッションだからです。

ここでは、なぜそこまで「締め付けない」ことにこだわるべきなのか、その理由を基礎知識としてお話ししますね。

産後の体は「全治数ヶ月の怪我」と同じ状態であることを理解しよう

よく聞く話かもしれませんが、産後の体って「交通事故に遭ったのと同じくらいのダメージ」を受けている、なんて言われることがあります。

これ、決して大袈裟な話じゃないと思うんですよね。

骨盤は開いているし、ホルモンバランスはジェットコースター状態だし、筋肉も落ちている。

見た目が以前と変わらないように見えても、中身はまさに満身創痍の状態なんです。

そんな「全治数ヶ月の怪我」をしている状態で、患部をギューギュー締め付けたりしないですよね?
まずは「安静にして回復させる」のがセオリー。

だから、産後すぐに強い補正下着や締め付けの強いブラをつけるのは、回復しようとしている体の邪魔をしてしまう可能性があるんです。

まずは「休むこと」が仕事だと思って、自分を甘やかしてあげてください。

リンパや血流の滞りが招く「むくみ」と「母乳トラブル」のリスク

次に気にしたいのが、体の中の「巡り」のこと。

産後はどうしても運動不足になりがちだし、水分バランスも崩れやすいから、ただでさえ「むくみ」やすい時期ですよね。

そこで体を締め付けてしまうと、リンパや血液の流れがさらに滞ってしまうリスクがあります。

特にバスト周りに関しては、もっとデリケート。

一般的に、母乳は血液から作られていると言われています。

つまり、胸の周りを締め付けて血流が悪くなると、母乳の出が悪くなったり、乳腺が詰まってトラブルの原因になったりする可能性も考えられるんです。

スムーズな授乳ライフのためにも、血液の道路を渋滞させないような、ゆったりとした環境を作ってあげることが大切なんじゃないかなと思います。

「体型戻し」と「強い締め付け」はイコールではないという真実

ここ、勘違いしやすいポイントなんですけど、「体型戻し=強く締め付けること」だと思っていませんか?
実はこれ、必ずしもイコールではないんです。

もちろん、骨盤ベルトなどで「支える」ことは大切だと言われていますが、それは「元の位置に戻すサポート」であって、「無理やり細くする」こととは別物。

特にバストに関しては、脂肪が柔らかくなって流動的になっている時期に、無理な力で押し込めようとすると、変な場所に段差ができたり、形が崩れたりする原因にもなりかねません。

「締め付ける」のではなく、「あるべき場所に優しく収める」くらいの感覚が、今の時期には正解なんじゃないかな。

急がば回れ、まずは土台を整えることが、綺麗な体型への一番の近道だと思いますよ。

自律神経の乱れを整えて「睡眠の質」を確保するために必要なこと

産後のママにとって、一番の悩みといえば「睡眠不足」ですよね。

3時間おき(下手したら1時間おき!)の授乳や夜泣き対応で、まとまって寝るなんて夢のまた夢。

そんな過酷な状況だからこそ、少しでも寝られるタイミングでは、質の高い睡眠をとりたいところです。

でも、寝ている間に体が締め付けられていると、どうしても体が緊張状態になって、交感神経が刺激されちゃうかも。

リラックスして副交感神経を優位にするためには、やっぱり体を解放してあげることが必要です。

「着けていることを忘れるくらい」のナイトブラなら、短時間の睡眠でもぐっすり休めて、体力の回復も早まるかもしれません。

ママの笑顔のためにも、睡眠環境(とパジャマの中身)はリラックス重視でいきましょう!

無理な補正が引き起こすかもしれない「逆効果」なトラブルの実例

最後に、ちょっと怖い話もしておきます。

「少しでも早く細くなりたい!」と焦って、サイズが合わないキツいブラや、補正力の強すぎるインナーを使い続けた結果、逆効果になってしまった…なんて話もチラホラ聞きます。

例えば、締め付けによる摩擦で肌が黒ずんでしまったり、ワイヤーが当たって痛みが出たり。

最悪の場合、ストレスで体調を崩してしまっては本末転倒ですよね。

「綺麗になりたい」というポジティブな気持ちが、ストレスの元になってしまうのは悲しいこと。

今は「補正」よりも「保護」の時期だと割り切って、自分に優しくすることが、将来の美しさにも繋がると信じています。

無理は禁物、これ鉄則です!

産後用ナイトブラに求められる「負担をかけない」機能とは?

「よし、体を労わろう!」と決心したところで、次は「じゃあ具体的にどんなブラを選べばいいの?」って話になりますよね。

ネットで検索すると、「産後 ナイトブラ」だけで星の数ほど商品が出てきて、正直どれを選べばいいのか迷子になりがち。

可愛いレースがついたものや、モデルさんが着ているオシャレなものに目が行きがちですが、ここで重視すべきは圧倒的に「機能性」です。

それも、「バストを盛る機能」ではなく、「ママの負担を減らす機能」かどうかが運命の分かれ道。

産後の毎日は、予想以上にハードモードです。

抱っこで肩はバキバキ、頻繁な授乳で寝不足、肌もなんだか敏感になっている…そんな過酷な状況をサポートしてくれる「神アイテム」を見極める目を持つことが大切なんです。

ここでは、私が思う「これだけは外せない!」という、負担をかけないための必須機能を徹底解剖していきます。

デザインも大事だけど、まずはスペック重視でチェックしていきましょう!

デリケートな肌を優しく包み込む「伸縮性」と「素材」の柔らかさ

まず一番最初にチェックしてほしいのが、生地の「伸縮性」と「素材」です。

産後のバストって、授乳の前後でサイズが驚くほど変わりませんか?
おっぱいが張っている時はパンパンになるし、授乳後はしぼむ…この繰り返しですよね。

そんな激しい変化に対応できない硬い生地だと、張っている時に締め付けられて痛いし、血流も悪くなって乳腺炎などのトラブルになりかねません。

だからこそ、ビヨーンとよく伸びる伸縮性は必須条件!
どんな状態のバストにも優しくフィットしてくれる柔軟性がないと、正直使い物にならないと言っても過言じゃないです。

あと、素材もめちゃくちゃ大事。

産後はホルモンバランスの影響で、肌が乾燥しやすかったり、ちょっとした刺激で痒くなったりと敏感になりがち。

化学繊維で痒くなった経験がある人は、やっぱりコットン(綿)混の素材や、肌当たりの優しい天然素材メインのものを選ぶのがベターですね。

タグがチクチクしないようにプリント仕様になっているかどうかも、地味だけど重要なチェックポイントだと思いますよ。

頻繁な授乳ストレスを減らす「カシュクール」や「クロスオープン」構造

次に大事なのが、いかにスムーズに授乳できるかという「アクセス性」です。

夜中、赤ちゃんが泣き出して起きた時、眠い目をこすりながらブラのホックを外したり、ボタンをプチプチ外したり…そんな面倒なことやってられませんよね?
赤ちゃんは待ってくれないし、こっちも早く授乳して一刻も早く寝たい!
そんな切実な願いを叶えてくれるのが、「カシュクール」や「クロスオープン」と呼ばれる構造です。

これ、胸元をサッと引き下げるだけで授乳ができる優れもの。

片手で秒で準備完了できるので、夜中の授乳ストレスが激減します。

ホックやボタンがないタイプなら、寝ている間に金具が当たって痛いなんてこともないですしね。

中にはストラップを外すタイプ(ストラップオープン)もありますが、個人的にはサッとずらすだけのクロスオープンタイプが、暗闇での操作性が高くて最強なんじゃないかなと思います。

「授乳のしやすさ」は、睡眠時間を確保するためにも妥協しちゃいけないポイントですよ!

背中や脇への食い込みを防ぎ「面」で支える幅広設計のメリット

産後の体で悲鳴を上げているのは、バストだけじゃありません。

そう、赤ちゃんの抱っこやおんぶで酷使されている「肩」と「背中」です。

肩こりが限界突破している時に、細いストラップが肩に食い込むのって、もはや拷問に近い痛みがありますよね。

だからこそ、産後用ナイトブラはストラップが幅広で、肩への負担を分散してくれるタイプを選ぶのが正解。

「点」ではなく「面」で支えることで、重みを逃してくれるんです。

さらに、背中側や脇部分も幅広の設計になっていると、ハミ肉が食い込むのを防いでくれるという嬉しいメリットも。

産後はどうしても背中や脇にお肉がつきやすくなったり、皮膚が柔らかくなったりしているので、細い紐だと段差ができやすいんですよね。

幅広のパワーネットなどで背中全体を優しく包み込んでくれるデザインなら、着け心地が楽なうえに、後ろ姿のシルエットもスッキリ見えて一石二鳥。

肩こり軽減のためにも、この「幅広設計」はマストで確認しておきたいところです。

妊娠前とは全く違う!今のバストに合わせた正しい「サイズ選び」

これは声を大にして言いたいんですけど、サイズ選びで「妊娠前のサイズ」を基準にするのは絶対にNGです!
「私、妊娠前はMサイズだったから〜」と思ってポチると、届いてみて「入らない!」とか「キツすぎて苦しい!」なんて失敗を招く原因になります。

だって、妊娠・出産を経て、アンダーバスト(肋骨周り)自体が広がっていることが多いから。

赤ちゃんがお腹にいたスペースを確保するために肋骨が広がっているし、バスト自体のボリュームも変わっています。

面倒かもしれないけど、今の自分のサイズをメジャーで測り直すのが一番確実。

もし「MとLの間くらいかな?」と迷ったら、迷わず大きい方(Lサイズ)を選ぶのが鉄則です。

今は「締め付けない」ことが最優先なので、多少ゆとりがあるくらいの方が血流を妨げなくて安心。

きついブラを無理して着けることほど、体にとってストレスなことはありません。

サイズ選びは「今のありのままの自分」を受け入れることから始まります。
見栄を張らずに、ゆったりサイズを選びましょう!

ノンワイヤーでも横流れを防いでくれる「リラックス設計」の秘密

「締め付けたくないなら、ノーブラでもいいんじゃない?」
そう思う気持ちもわかりますが、やっぱり何も支えがないと、寝ている間にバストが左右に流れてしまって、将来的な下垂や形崩れの原因になるのは心配ですよね。

ここで登場するのが「ノンワイヤーだけど、ちゃんと支える」という絶妙なバランスを持ったナイトブラです。

金属のワイヤーは乳腺を圧迫するリスクがあるので、産後は避けたほうが無難と言われています。

でも、最近のナイトブラはすごくて、ワイヤーがなくても生地の切り替えやパッドの形状、サイドのパネルなどで、バストを優しくホールドしてくれる工夫が詰まっているんです。

「固めて固定する」のではなく、「流れすぎないように堤防を作る」みたいなイメージかな?
仰向けに寝た時も、バストが脇の方へダラーンと流れていかないように、優しくサポートしてくれる。

この「キツくないのに、守られている感」があるものこそが、産後ママにとってのベストパートナー。

技術の進化に感謝しつつ、ノンワイヤーで補正力と着心地を両立しているものを選んでいきましょう。

時期別に見る!産後ママの体を労るナイトブラ活用スケジュール

産後とひとくちに言っても、生まれたてホヤホヤの時期と、半年経って少し余裕が出てきた時期とでは、体の状態も生活リズムも全然違いますよね。

だからこそ、ナイトブラ選びも「今の時期に合っているか?」という視点がめちゃくちゃ大事。

ずっと同じものを使い続けるよりも、その時々のミッションに合わせて使い分けるのが、賢いママの戦略ってやつです。

ここでは、産後の時期別におすすめの選び方や、切り替えのタイミングについて解説していきます。

自分の今の状況と照らし合わせながら、無理のないスケジュールをイメージしてみてくださいね。

【産褥期】産後直後はとにかく体を休める!締め付けゼロの選び方

出産直後から産後1ヶ月(いわゆる床上げまで)の「産褥期」。

この時期の最優先事項は、何がなんでも「回復」です!
悪露も出ているし、会陰の傷や帝王切開の傷が痛むこともあるでしょう。

ホルモンバランスも激変中で、メンタルも不安定になりがち。

そんなボロボロの時期に、バストの形を気にして補正力のあるブラを着けるなんて、絶対にNG!
この時期は、ホールド力なんて二の次、三の次でOKです。

選ぶべきは、縫い目がなくて肌当たりが最高に優しい「ハーフトップ」タイプや、締め付け感がゼロに近い「シームレス」なもの。

正直、ブラトップや、カップ付きのキャミソールでも十分なくらいかもしれません。

とにかく体を締め付けず、血流を良くして、母乳の通り道を確保してあげること。

「下着を着けている感覚がない」くらいのストレスフリーな相棒を選んで、ひたすら体を休めてくださいね。

【産後1ヶ月〜】授乳頻度がピークの時期は「使い勝手」と「ケア」の両立を

1ヶ月検診を終えて、少しずつ日常が戻ってくる時期。

でも、育児的にはここからが本番!授乳回数がピークを迎えて、昼夜問わずおっぱいをあげているママも多いはず。

この時期のナイトブラ選びで重要なのは、「サッと出せる機動力」と「バストケア」のバランスです。

頻繁な授乳に対応できるように、前の章でも触れた「クロスオープン」などのアクセスしやすい構造は必須。

さらに、母乳量が増えてバストが重くなってくる時期でもあるので、優しく支えてくれるサポート力も少し欲しくなってきます。

とはいえ、まだワイヤー入りやガチガチの補正ブラは早すぎると言われています。

おすすめなのは、ノンワイヤーでもサイドパネルなどで「横流れ」を優しく防いでくれるタイプ。

母乳パッドがズレずに挟めるかどうかも、地味に大事なチェックポイントですよね。

お漏らし対策もしつつ、バストを適度な位置でキープできるものを選んでいきましょう。

【産後半年〜】卒乳や断乳を見据えて徐々に「補正力」を意識するタイミング

産後半年を過ぎてくると、離乳食が始まったり、夜泣きが落ち着いてきたり(個人差あるけど!)、少しずつ次のフェーズが見えてきます。

生理が再開する人も増えてきて、ホルモンバランスも徐々に平常運転へ。

このあたりから、少しずつ「補正力」や「リフトアップ」を意識したナイトブラにシフトしてもいい頃合いかもしれません。

もちろん、まだ授乳中なら無理は禁物ですが、卒乳や断乳を見据えて、バストの下垂対策を本格化させるチャンス。

今までよりも少しホールド力の高いものや、脇高設計で背中のお肉をしっかり集めてくれるタイプに挑戦してみるのもアリですね。

ただし、「苦しい」と感じたらすぐに前のタイプに戻す勇気も必要。

自分の体調と相談しながら、焦らずステップアップしていくのが、長く綺麗を保つコツだと思います。

日中と夜で使い分けるべき?24時間着用OKなタイプとNGなタイプ

よくある質問で「日中と夜、同じブラで過ごしてもいいの?」っていうのがあります。

これ、結論から言うと「モノによる」んですよね。

最近増えている「24時間着用OK」を謳っているリラックス系のナイトブラなら、日中もそのまま着けていて問題ない場合が多いです。

特に産後すぐは、着替える手間すら惜しいし、洗濯物も減らしたいから、兼用できるのは正直助かりますよね。

ただ、注意したいのは「昼用のブラ」を夜に着けること。

一般的な昼用ブラや、補正力の強いブラは、立っている姿勢でバストを支えるように作られているので、寝ている姿勢には不向きと言われています。

ワイヤーが当たって痛かったり、締め付けで血流が悪くなったりするリスクも。

メリハリをつける意味でも、理想は「昼は活動用」「夜はリラックス用」と使い分けるのがベターですが、産後のドタバタ期は「24時間OKなラクなやつ」をヘビロテするのも、賢い手抜き術として全然アリだと思いますよ!

体型の変化に合わせて見極めたい!ナイトブラの「寿命」と「買い替えサイン」

最後に、意外と見落としがちな「買い替え時」について。

産後のナイトブラって、授乳で頻繁にめくったり、母乳で汚れて洗濯回数が増えたりと、かなり過酷な環境で使われます。

だから、普通のブラよりも寿命が短いと思った方がいいかもしれません。

「アンダーが緩くなって、バンザイするとズレ上がる」「生地が薄くなってペラペラ」「肩紐が伸びてきた」…これらは全て買い替えのサイン!
機能が落ちたブラを着け続けるのは、ただの布を当てているのと同じで、バストケアの効果はほとんど期待できません。

あと、産後は体重が落ちてサイズが変わることも多いですよね。

「まだ使えるしもったいない」と思う気持ちはわかりますが、サイズが合わなくなったブラも潔く卒業しましょう。

今の自分の体にフィットするものを使うことが、結局は一番の近道。

ブラは消耗品と割り切って、常にベストな状態のものを使うように心がけたいですね。

失敗しない産後ナイトブラの賢い選び方 5つのポイント

ここまでで「どんなブラが必要か」はイメージできてきたかなと思います。

でも、いざポチろうとすると「本当にこれでいいの?」「サイズ合わなかったらどうしよう…」って手が止まっちゃいますよね。

特に産後は、赤ちゃん連れでデパートに行って試着するなんてミッション・インポッシブルに近い。

どうしてもネット通販が頼りになるわけですが、画面越しだと素材感やサイズ感がわからなくて、まさにギャンブル状態。

「届いてみたら全然入らなかった!」なんて悲劇、産後のメンタルにはキツすぎます。

そこで、ネット通販歴だけは無駄に長い私が、失敗しないために必ずチェックしている「賢い選び方のポイント」を5つに絞って伝授します。

後悔しないためにも、ポチる前にこの5項目だけは確認してみてくださいね!

試着できないネット購入でも安心な「サイズ交換保証」があるかチェック

ネットで産後ブラを買う時、一番のリスクはずばり「サイズ選び」です。

前の章でも言いましたが、産後のバストサイズは予測不能。

メーカーによってサイズ感もまちまちだし、自分の測り方が合っているかも不安ですよね。

だからこそ、「サイズ交換保証」がついているかどうか、これはもう絶対条件と言ってもいいレベルです!
最近の良心的なメーカーなら、到着後数日以内でタグを切っていなければ、サイズ交換に応じてくれるところが増えています。

中には「返送料も負担します!」なんていう神対応のショップもあるので、要チェック。

逆に、「セール品につき返品交換不可」なんて書いてある商品は、どんなに安くても避けたほうが無難かも。

届いて着けてみて「あ、なんか違う」と思った時に、泣き寝入りせずに済む保険があるかどうか。

これがあるだけで、購入のハードルがグッと下がりますし、精神衛生上もめちゃくちゃ大事なポイントですよ。

先輩ママの口コミで「授乳のしやすさ」と「洗濯耐久性」を確認する

公式サイトの商品ページって、どうしても良いことしか書いてないですよね。

「魔法のような着心地!」とか「瞬間リフトアップ!」とか。

でも、私たちが知りたいのはそんなキラキラした言葉じゃなくて、「実際のところ、どうなの?」っていうリアルな現実。

そこで頼りになるのが、先輩ママたちの容赦ない口コミです。

特にチェックしてほしいのが「授乳のしやすさ」と「洗濯耐久性」に関するネガティブな意見。

「クロスオープンだけど生地が硬くて授乳しにくい」「3回洗ったら毛玉だらけになった」「レースがすぐに破れた」…こういう生々しい声こそが真実だったりします。

星5つの絶賛レビューよりも、星3つくらいの「悪くはないけど、ここが惜しい」という冷静なレビューを読み込むのがコツ。

「洗濯機でガンガン洗っても大丈夫でした」なんて書き込みがあれば、忙しいママにとっては信頼度爆上がりですよね。

広告に惑わされず、同志たちの声を信じましょう!

敏感な時期だからこそ「タグ」や「縫い目」が肌に当たらないか確認

産後の肌って、なんでこんなに敏感になっちゃうんでしょうね。

普段なら気にならないような、ブラの内側のタグや、脇の縫い目がチクチクして、一度気になり出すと一日中イライラ…。

ただでさえ育児ストレスがあるのに、下着の不快感までプラスされたらたまったもんじゃありません。

だからこそ、商品の詳細画像まで拡大して、「タグ」と「縫い目」の処理を確認してみてください。

最近の優秀なナイトブラは、洗濯タグを生地に直接プリントしてタグ自体をなくしていたり、縫い目が肌に当たらないように外側に出していたりと、細かい配慮がされているものが多いです。

「シームレス(縫い目なし)」や「タグレス」といったキーワードが入っている商品は、肌ストレスを減らすための強い味方。

デザイン性よりも、この地味な「優しさ」が、毎日の快適さを大きく左右すると言っても過言ではありません。

自分の肌を過信せず、一番優しいものを選んであげてくださいね。

デザインの可愛さよりも「機能性」と「着心地」を最優先にする勇気

久しぶりの下着選び、「せっかくだから可愛いのが着たい!」ってテンション上がりますよね。

総レースの素敵なブラを見て「これ着たら女子力戻るかも!」って夢見ちゃう気持ち、わかります。

でもね、あえて言わせてください。
今はその気持ち、ちょっとだけ封印する勇気が必要です。

可愛いレースは肌に当たって痒くなるかもしれないし、凝った装飾は授乳の邪魔になるかもしれない。

赤ちゃんを抱っこした時に、レースや飾りが赤ちゃんの柔らかいほっぺたを傷つけちゃうリスクだってあります。

今の時期の「正解」は、見た目の可愛さよりも、圧倒的に「機能性」と「着心地」の良さ。

シンプルで装飾がなくて、肌触りが良くて、授乳がしやすいもの。

一見地味に見えるかもしれませんが、ストレスなく過ごせることこそが、ママの表情を明るくして、結果的に一番「可愛いママ」でいられる秘訣なんじゃないかなと思います。

キラキラしたランジェリーは、卒乳後のご褒美にとっておきましょう!

洗い替えは必須!価格と枚数のバランスを考えたコストパフォーマンス

最後に、現実的なお金の話をしましょう。

産後のナイトブラ、正直言って1枚じゃ全然足りません!
母乳が漏れて汚れることもあるし、汗もかくし、赤ちゃんに吐き戻されることだってある。

毎日洗濯するとしても、最低でも3枚、できれば4〜5枚のローテーションで回したいところです。

となると、1枚1万円もするような高級ブラを買ってしまうと、洗い替えを揃えるのにお財布が悲鳴を上げちゃいますよね。

しかも、産後用のブラは時期が来ればサイズが変わって使えなくなる「期間限定アイテム」でもあります。

高いものを1枚買って大事に手洗いして使うよりも、手頃な価格のものを複数枚買って、清潔なものを毎日気兼ねなく使う方が、衛生的にも精神的にも健全なんじゃないかな?
「セット購入で割引」などを活用して、無理のない予算で数を揃えること。

これが、忙しい産後ライフを乗り切るための賢いコストパフォーマンス戦略です。

消耗品と割り切って、ガシガシ使える相棒を見つけましょう。

リアルな選択!「締め付けない」で選ぶなら?おすすめ

選び方のポイントはわかったけど、結局どれが一番いいの?ってなりますよね。

SNSを開けば「着けるだけで痩せる(嘘でしょ!?)」みたいな怪しい広告も多いし、選択肢が多すぎて逆に選べない問題。

そこで、ここでは長年多くのママに愛され続けている「定番中の定番」をピックアップしました。

流行り廃りの激しいネット通販界隈で、ずっと売れ続けている商品には、やっぱりそれなりの理由があるんですよね。

「締め付けない」「肌に優しい」「授乳しやすい」の三拍子が揃った、失敗知らずの3強をご紹介します。

迷ったらこの中から選べば、まず大外れすることはないはずですよ!

信頼と実績の王道!ワコール マタニティ「ナイトアップブラ(授乳機能付き)」

まず最初に名前が挙がるのは、やっぱり下着界の女王「ワコール」です。

「正直、ちょっとお高いんでしょ?」と思いますよね。
はい、安くはありません。

でも、それだけの価値があるからこそ、みんな買っているんです。

この「ナイトアップブラ」のすごいところは、独自の構造で、寝ている間のバストを「適正な位置で安定させる」技術。

締め付けるわけじゃないのに、不快な揺れや流れをピタッと止めてくれる感覚は、さすがワコールとしか言いようがありません。

生地の伸縮性も抜群で、授乳のしやすさも計算し尽くされています。

「産後のバスト崩れがとにかく怖い」「安物買いの銭失いはしたくない」という人は、これを買っておけば間違いないでしょう。

自分への出産祝いとして、最初にこれを揃えるママも多いみたいですよ。

コスパと機能のバランス最強説!スウィートマミー「伝説の授乳ブラ」

次は、ネット通販サイトで常にランキング上位に君臨する、スウィートマミーの「伝説の授乳ブラ」です。

「伝説」って自分で言っちゃうあたりがすごいですが、その名に恥じない実力派。

このブラの最大の特徴は、なんといっても「カシュクール」の使いやすさと、豊富なサイズ展開です。

アンダーのサイズ調整ができるアジャスターが付いているので、体型の変化が激しい産後でも、常に自分にぴったりの締め付け感(というか解放感)に調整できるのが神ポイント。

ノンワイヤーで着け心地は楽ちんなのに、脇高設計で横流れもそこそこ防いでくれます。

「日中も夜もこれ1枚で過ごしたい」「洗い替え用に枚数が欲しいから、価格も大事」というママにとっては、まさに最強のパートナー。

カラバリも多いので、選ぶ楽しさがあるのも地味に嬉しいですよね。

肌への優しさを極めるならコレ!犬印本舗「ハーフトップ」シリーズ

最後は、日本のマタニティインナーの老舗中の老舗、「犬印本舗」です。

お母さんやおばあちゃん世代から知られているブランドなだけあって、その「優しさ」は別格。

特に、縫い目が肌に当たらないように作られたハーフトップシリーズは、産後直後のデリケートな時期には涙が出るほどありがたい存在です。

締め付け感はほぼゼロ。
「ブラを着けている」というより「柔らかい布に守られている」という感覚に近いです。

補正力という点では他の2つに劣るかもしれませんが、とにかく「肌が痒い」「締め付けが苦しい」「乳腺炎が怖い」というトラブル期には、これ以上の選択肢はないかもしれません。

入院準備品としてまず1枚入れておくなら、この犬印の優しさを強くおすすめしたいですね。

結局、一番体が辛い時に手が伸びるのは、こういうシンプルなものだったりするんですよね。

シンプル派の終着点!SNSでも話題の「VIAGE(ヴィアージュ)ビューティアップナイトブラ」

インスタとか見てると、一度は目にしたことありますよね?あの丸いフォルムの「VIAGE」。

「なんでこんなに人気なの?」って思うかもしれませんが、使ってみるとその理由がわかります。

それは、徹底的に無駄を削ぎ落とした「シンプルさ」と、驚異の「伸縮性」です。

レースもフリルも一切なし。

タグも刺繍タイプで肌に当たらない。

つまり、寝ている間に「痒い!」とか「邪魔!」ってなる要素がゼロなんです。

産後の敏感な肌には、このシンプルさが神がかって感じられます。

ただ、ここでひとつ正直な注意点を。

これは「授乳用ブラ」として作られたものではありません。

クロスオープンのようにパカッと開くわけじゃないので、授乳する時はガバッと下げるか上げるかする必要があります。

なので、1時間おきに授乳するような新生児期には、ちょっと面倒に感じるかも?
でも、その分ホールド力は抜群で、お椀型の綺麗な丸みをキープしてくれる実力は本物です。

「授乳回数が落ち着いてきたから、そろそろ本格的に形を整えたい」「とにかくチクチクするのは嫌!」というママにとっては、これ以上ない相棒になってくれるはずですよ。

まとめ

産後の体型戻し、焦る気持ちはあるけれど、今は何よりも「体を守る」ことが最優先ミッションです。

「締め付けない」ことは甘えじゃなくて、未来の綺麗を作るための大切な準備期間。

便利なナイトブラに頼りながら、まずは自分自身をこれでもかってくらい労ってあげてください。

ゆっくり、焦らず、自分のペースで進んでいきましょう!